小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツが設計した、神奈川・厚木市の「管の広場」です。
下水道に関わる会社の施設の入口に計画されました。建築家は、求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置しました。そして、製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る事も意図されました。施設の公式サイトはこちら。
神奈川県厚木市の森の里地区に、下水道管路網を専門的に管理・清掃する管清工業が有する研修施設「厚木の森環境リサーチセンター」がある。この施設の入口にあたる元は駐車場であった場所に、訪れた人を迎え入れる広場をつくることが求められた。
通常は公園の片隅に分散して設けられることが多い屋外トイレや屋外手洗い、防災用井戸といったエレメントを、井水を活用した水庭と一体化して敷地中央に配することで、求心性の高い企業の顔となる広場を計画することを目指した。
周囲の芝生と連続する円形の水盤の上に、広場としての求心性を高める円形空間を3重に重ね合わせ、円形空間の内・外で水との異なる関係性をデザインした。中心の中庭は、水庭に流れる音を感じる屋外手洗いの空間である。
この中庭を囲んで配された水庭を眺める4つのトイレは、独立壁により外部の視線が遮られた静寂な空間となっている。
一方で独立壁の外側は、芝生と連続し子どもが水遊びをするための活動的な水場として計画した。水の存在感を増幅する抽象的な白の空間には、清らかさに取り組み続けてきた企業の思いが込められている。
以下の写真はクリックで拡大します
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る photo©Vincent Hecht
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る image©T2Pアーキテクツ
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る image©T2Pアーキテクツ
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、神奈川・厚木市の「管の広場」。下水道に関わる会社の施設の入口に計画。求心性の高い“企業の顔”を目指し、広場の必要要素を一体化させフォリーとして敷地中央に配置。製品の“管”をイメージした円形空間は内と外で異なる水との関係を作る image©T2Pアーキテクツ
以下、建築家によるテキストです。
神奈川県厚木市の森の里地区に、下水道管路網を専門的に管理・清掃する管清工業が有する研修施設「厚木の森環境リサーチセンター」がある。この施設の入口にあたる元は駐車場であった場所に、訪れた人を迎え入れる広場をつくることが求められた。
通常は公園の片隅に分散して設けられることが多い屋外トイレや屋外手洗い、防災用井戸といったエレメントを、井水を活用した水庭と一体化して敷地中央に配することで、求心性の高い企業の顔となる広場を計画することを目指した。
周囲の芝生と連続する円形の水盤の上に、広場としての求心性を高める円形空間を3重に重ね合わせ、円形空間の内・外で水との異なる関係性をデザインした。中心の中庭は、水庭に流れる音を感じる屋外手洗いの空間である。
この中庭を囲んで配された水庭を眺める4つのトイレは、独立壁により外部の視線が遮られた静寂な空間となっている。
一方で独立壁の外側は、芝生と連続し子どもが水遊びをするための活動的な水場として計画した。水の存在感を増幅する抽象的な白の空間には、清らかさに取り組み続けてきた企業の思いが込められている。
企業が扱う下水道管を手掛かりに、高さが異なる3つのシリンダー空間や下水道管路のヒューム管を転用した屋外手洗いや洗面台、排水管であるVP管を組み合わせた立体ピクトサインなど、細部のデザインに至るまで「管」のイメージを重ね合わせている。
企業精神を体現するこの「管の広場」を訪れた人が、普段は意識することの少ない都市を支える下水道インフラについて、考えを巡らせるきっかけとなることを期待する。
■建築概要
建築名称:管の広場
計画地:神奈川県厚木市森の里若宮5-1 厚木の杜環境リサーチセンター
主要用途:広場、屋外トイレ
建築主:管清工業株式会社 代表取締役/長谷川健司
設計監理:T2P Architects Office 担当/小野龍人、三浦朋訓、Yang Shikwan
構造設計:アスコラル構造研究所 担当/柏本尚人
設備設計:C.H.C.システム株式会社 担当/渋谷俊彦
サイン:Affordance 担当/平野篤史
ブランディング:P.O.T lab
施工:株式会社小島組 担当/高山輝幸、中澤明夫
電気設備:佐藤電工 担当/新木健太
空調・衛生設備:オリエンタル設備工業 担当/野呂春雄
地域地区:準工業地域
道路幅員:構内道路6m
建ぺい率:3.80%(許容60%)
容積率:3.80%(許容200%)
階数:地上1階
階高:2.45m
天井高:2.28m
軒高:4.5m
最高高さ:4.52m
構造:鉄筋コンクリート造
基礎:ベタ基礎
敷地面積:652.41㎡
建築面積24.84㎡
1階床面積:24.84㎡
延床面積:24.84㎡
設計期間:2022年1月~2022年5月
施工期間:2022年6月~2022年10月
竣工年月:2022年10月
写真:Vincent Hecht