川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツが設計した、兵庫・神戸市の「京地H邸」です。
郊外住宅地に計画されました。建築家は、自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整しました。また、デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図されています。
自然豊かな郊外の住宅地に家を設計するにあたり、自然環境と生活環境が連続的につながったような家をつくれないかと考えました。そこで一つの大きな家を建て周辺環境と分け隔てるのではなく、小さなボリュームの結合体として家を設えることで、自然環境との多様な関係性を構築することを考えました。
家を部屋に求められる機能性や外部空間との関係性等から分類していくと、4つの性格の異なるボリュームが生まれてきました。
①寝室・水廻り棟(プライバシー性の高いコンパクトなボリューム)
②玄関棟(水平の屋根を掛けただけの外部と連続したボリューム)
③リビング・キッチン棟(大きな天井高のある、ゆったりとしたボリューム)
④ダイニング棟(天井高が低く、3方をガラス面とした自然との距離感がとても近いボリューム)
そしてこれら特徴的な4つのボリュームを北側に広がる公園の緑地帯や隣家配置、斜面との関係性等の物理的特性や、高さ制限、延焼ライン等の法規的な特性等を細かく読み解きながら配置を調整していきました。
以下の写真はクリックで拡大します
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工時の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工時の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工時の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工時の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工時の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工時の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工時の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図竣工後半年の様子。 photo©大竹央祐
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
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川上真誠+植村卓也 / クラウドアーキテクツによる、兵庫・神戸市の「京地H邸」。郊外住宅地に計画。自然と生活が連続的に繋がる在り方を目指し、“性格の異なる”ヴォリュームを“結合”させ周辺との関係に合わせ調整。デッキ等での住環境の“スケールダウン”も意図 image©クラウドアーキテクツ
以下、建築家によるテキストです。
バラバラであり、イッショである建築
自然豊かな郊外の住宅地に家を設計するにあたり、自然環境と生活環境が連続的につながったような家をつくれないかと考えました。そこで一つの大きな家を建て周辺環境と分け隔てるのではなく、小さなボリュームの結合体として家を設えることで、自然環境との多様な関係性を構築することを考えました。
家を部屋に求められる機能性や外部空間との関係性等から分類していくと、4つの性格の異なるボリュームが生まれてきました。
①寝室・水廻り棟(プライバシー性の高いコンパクトなボリューム)
②玄関棟(水平の屋根を掛けただけの外部と連続したボリューム)
③リビング・キッチン棟(大きな天井高のある、ゆったりとしたボリューム)
④ダイニング棟(天井高が低く、3方をガラス面とした自然との距離感がとても近いボリューム)
そしてこれら特徴的な4つのボリュームを北側に広がる公園の緑地帯や隣家配置、斜面との関係性等の物理的特性や、高さ制限、延焼ライン等の法規的な特性等を細かく読み解きながら配置を調整していきました。
さらにシャコやデッキ、イシ等のより小さな単位の物も結合してゆく事で徐々に住環境がスケールダウンしながら自然環境に接続されてゆき、自然環境と生活環境が連続的に繋がっているような自然環境と呼応する住環境をかたちづくりました。
■建築概要
題名:京地H邸
所在地:兵庫県神戸市北区
主用途:一戸建ての住宅
建築:株式会社クラウドアーキテクツ 担当 / 川上真誠、植村卓也
構造:株式会社ルート構造設計事務所 担当 / 太田彰
施工:有限会社ビームスコンストラクション 担当 / 兼本浩一、城山圭
家具:かわかみ工房 担当 / 川上修平
外構:株式会社ガーデンラボ 担当 / 岩知道那夫、坂本夕子
階数:地上2階
構造:木造
敷地面積:223.37㎡
建築面積:78.86㎡
延床面積:109.18㎡
設計期間:2021年12月~2021年7月
工事期間:2021年8月~2022年2月
竣工:2022年2月
写真:大竹央祐