高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
高橋翔太朗建築設計事務所が設計した、島根・松江市の「HANARE I」です。
自然に囲まれた高台の敷地に計画されました。建築家は、“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案しました。また、急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図されました。
敷地は、標高199mの高台にあり、360度自然に囲まれた贅沢な敷地からは、大山や宍道湖などを眺めることができます。
普段から自然と近い距離で生活していることから、自然と一定の距離感を取るとともに、日常の視覚では感じることのできない景観を切り取り、新たな視点で自然を感じる建築を考えました。
元々寄棟の納屋が建っていた場所に建て替える計画であった為、建物形状も細長い敷地をそのまま活かし、土地との親和性のある寄棟を採用しました。冬季の積雪量も考慮し、急勾配の屋根とすることで、内部空間にスペースをつくる計画としました。平家のようなボリューム感で、屋根の下の空間は全ての空間が連続し窓を通して外部へ誘導されます。
建物の中央には、節木の荒々しさのあるヒノキの大黒柱を配置し、内部にいても自然の力を感じることができます。リビングや部屋01、屋根裏01などは、帰省した子供などが使えるスペースとし、キッチンや主寝室、ウォークインクローゼットなどのプライベートな空間とを柱一本で緩やかに空間を分ける計画としました。南東側の屋根の寄棟妻側は開口部とし、空気の通り抜けや自然環境を切り取り、空や木々が迫ってくるような計画としています。
以下の写真はクリックで拡大します
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 photo©Koji Fujii / TOREAL
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 image©高橋翔太朗建築設計事務所
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高橋翔太朗建築設計事務所による、島根・松江市の「HANARE I」。自然に囲まれた高台の敷地に計画。“新たな視点で自然を感じる”建築を目指し、全ての内部空間を連続させて窓を介し外へと繋がる構成を考案。急勾配の切妻屋根で土地との親和性も意図 image©高橋翔太朗建築設計事務所
以下、建築家によるテキストです。
敷地は、標高199mの高台にあり、360度自然に囲まれた贅沢な敷地からは、大山や宍道湖などを眺めることができます。
普段から自然と近い距離で生活していることから、自然と一定の距離感を取るとともに、日常の視覚では感じることのできない景観を切り取り、新たな視点で自然を感じる建築を考えました。
元々寄棟の納屋が建っていた場所に建て替える計画であった為、建物形状も細長い敷地をそのまま活かし、土地との親和性のある寄棟を採用しました。冬季の積雪量も考慮し、急勾配の屋根とすることで、内部空間にスペースをつくる計画としました。平家のようなボリューム感で、屋根の下の空間は全ての空間が連続し窓を通して外部へ誘導されます。
建物の中央には、節木の荒々しさのあるヒノキの大黒柱を配置し、内部にいても自然の力を感じることができます。リビングや部屋01、屋根裏01などは、帰省した子供などが使えるスペースとし、キッチンや主寝室、ウォークインクローゼットなどのプライベートな空間とを柱一本で緩やかに空間を分ける計画としました。南東側の屋根の寄棟妻側は開口部とし、空気の通り抜けや自然環境を切り取り、空や木々が迫ってくるような計画としています。
市街地とは違い、子供の頃は忌部の母屋に暮らしていた妻が、忌部の地に戻り、贅沢な自然に囲まれたこの土地で、改めてここに帰ってよかったと思える離れであり続けたいと思います。
■建築概要
題名:HANARE I
所在地:島根県松江市
主用途:住宅
設計:高橋翔太朗建築設計事務所
担当:高橋翔太朗、植田歩夢、中道泰子
協力:tmsd萬田隆構造設計事務所
構造:木造
階数:地上1階
敷地面積:1119.19㎡
建築面積:66.66㎡
延床面積:61.63㎡
設計:2020年5月~2021年4月
工事:2021年4月~2021年8月
竣工:2021年8月
写真:Koji Fujii / TOREAL
建材情報種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | 外構・床 | 外構 床 | 土間コンのうえ撥水材塗布
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外装・壁 | 外壁 | フレキ板下見板張りのうえ防水塗料塗布
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外装・屋根 | 屋根 | ガルバリウム鋼板一文字葺き ニクスカラーSGL(日鉄鋼板)
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内装・床 | LK 床 | フローリング(IOC)
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内装・壁 | LK 壁 | PB t=12.5 EP
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内装・天井 | LK 天井 | PB t=9.5 EP
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